今年から始めた,小学校の読み聞かせボランティアも,早いもので三学期を迎えました。一学期はザワついていた,低学年のクラスも段々落ち着いてきており,成長を見れるのが楽しみであったりします。
三学期は登校日数も少なく,行事なども重なり読み聞かせの日数は少ないのですが,例によって備忘録として残しておこうと思います。
*1年生*
ばばばあちゃんのおもちつき
ばばばあちゃんのおもちつき作・絵:さとう わきこ出版社:福音館書店
1月という事でお餅のお話をしたかったので選びました。ばばばあちゃんは電気炊飯器でお餅をついて,子供たちに振る舞います。ばばばあちゃんの大らかさと子どもへの愛情が感じられる,美味しい暖かな絵本だと思います。
タコさんトコトコどこいくの?
タコさんトコトコどこいくの?作・絵:ツペラ ツペラ(tupera tupera)出版社:絵本館
タコさんどこに行くんでしょうね・・・どこへ行ったかは想像外な終わり方でした(タコは普通行かないよね~)
文字数は少ないけれど,絵柄もはっきりとしていてユーモラス。子どもと対話を楽しみながら読み進めました。
*2年*
ばばばあちゃんのおもちつき
ばばばあちゃんのおもちつき作・絵:さとう わきこ出版社:福音館書店
2年生も同じくばばばあちゃん。あ・・・手抜き感が(^_^;)
じゃんけん
じゃんけん作・絵:むらいきくこ出版社:岩崎書店
なんでもじゃんけんで決めなさいと言うお母さん。三人兄妹でケーキを賭けてじゃんけんをする事に。ハラハラするような子供らしい葛藤が書かれた絵本です。
*3年生*
四国にキツネがおらんわけ
愛媛の湯築城の奥方が二人になってしまい,さぁ大変。一人はキツネが化けた奥方様。さてお殿様はどうしたのか・・・松山に伝わる民話を紙芝居にしています。伊予弁満載で,のんびりとした瀬戸内の悠長な語り口を,楽しんで欲しいです(おらん=居ない)
へいきへいきのへのかっぱ
へいきへいきのへのかっぱ!作:苅田 澄子 / 絵:田中 六大出版社:教育画劇
へのカッパ君が困った人を助けてあげると言うストーリー。秘密兵器が・・・へのカッパ君の名前にまつわる兵器で・・・まぁ下ネタ系ですね。
もう少し低学年だと大うけしそうです。
タコさんトコトコどこいくの?
タコさんトコトコどこいくの?作・絵:ツペラ ツペラ(tupera tupera)出版社:絵本館
3年生のあと一つのクラスは「四国にキツネがおらんわけ」と「タコさん~?」を読みました。前の時へのカッパ君のウケが,あまりに良くなかったので変更。この絵本の起承転結の破壊力ったら・・・変面白い(^.^)
*特別支援級*
じゃんけん
じゃんけん作・絵:むらいきくこ出版社:岩崎書店
2年生でも読んだこの絵本。じゃんけんでのケーキ争奪戦,心の興奮を書いた絵本です。少し心の中の表現が分かりにくいのかなとも思いました。
へんしんコンサート
へんしんコンサート作・絵:あきやま ただし出版社:金の星社
仕掛けがたくさんあり子供を飽きさせません。最後の仕掛けを気付けず,先生に教えてもらいました。
この「へんしん」シリーズは動きがあり,子供たちの食いつきはいいですね。子供と一緒に読んでも楽しいです。(結果が分かっていても楽しいみたいです)朝のウォーミングアップに(^o^)丿
一年間終わってみての感想ですが,最初は本選びが難しく,市立図書館を利用していました。
しかしある時,学校図書から選んできたことを告げると,子供たちが「え~こんな本があるん?(じゃあ行ってみよう)」という反応だったので,その後はなるべく学校図書から選ぶようにしました。
朝の短い時間(10分)の読み聞かせなので,「ああ~面白かった」と言う感想が上がる本選びにしましたが,もう少し考えさせられる本を選ぶべきかな~とも思ったりします(読み手としては,色々反応がある方が読みごたえがあるので,娯楽本ばかり選びがちです(^_^;))
次の年も,読み聞かせに参加するとは思うんですが,毎回何を読もうか悩むんだろうな~